1位 鹿谷郷 凍頂烏龍茶
台湾最大級のコンテストで受賞をしたお茶農家さんの凍頂烏龍茶です。
台湾を代表する「台湾四大銘茶」と呼ばれる茶葉の1種で南投県鹿谷鄕で生産されている中発酵(20~30%程度)の名茶です。
凍頂とは南投県鹿谷鄕にある標高およそ800mの凍頂山という山のことです。
山の周辺一帯に茶畑があり、ここで採れる烏龍茶は台湾では最高峰と言われています。
半球状の茶葉が特長で形がしっかりしているのが上質だと言われています。
お茶の色は薄い金色で華やかな香りとまろやかな甘みを楽しめます。
日本でも高い人気を誇っており、発酵度が高くなるにつれてフルーティーな香りを楽しめます。
2位 東方美人茶
別名オリエンタルビューティー。烏龍茶ですが、紅茶の様な味わいで飲みやすいです。
台湾を代表する「台湾四大銘茶」と呼ばれる茶葉の1種で、新北市坪林区で生産されている重発酵(50~70%程度)の名茶です。
東方美人茶は偶然から生まれた茶葉と言われています。
19世紀、夏期に飛来してくる昆虫・ウンカの大群に襲われてしまい茶葉に大きな被害をうけました。
当時、茶葉を捨てるのがもったいなく試しに茶葉を収穫しお茶に仕上げたところ、甘く爽やかな味わいと、まるでフルーツのような甘い香りのお茶が出来上がったのです。
台湾で好評となった東方美人は、19世紀~20世紀にかけて、ヨーロッパに輸入されたことをきっかけに、イギリスでは「Oriental beauty(オリエンタル・ビューティー)」と名付けられるほど人気を得ました。
比較的発酵度が高いため、紅茶に近い味わいをもっており飲みやすいため今でも人気が高い烏龍茶です。
3位 桂花烏龍茶(キンモクセイ)
キンモクセイの甘い香りがとても心地よい烏龍茶。高山茶をベースに使用しています。
台湾烏龍茶をベースにした桂花烏龍茶です。
名前にある「桂花」とは、金木犀(キンモクセイ)のことです。
桂花烏龍茶とは高品質の高山茶葉に、天然のキンモクセイの花びらやつぼみを使って、香りをつけた烏龍茶のことです。
甘い香りが大きな特徴ですが、香りをつける工程には、大変手間がかかります。またキンモクセイの咲く頃、1年に1度だけ作る烏龍茶ですので、大変希少価値がある烏龍茶です。
味わいは烏龍茶の爽やかさとキンモクセイの香りが口の中に広がり、最後に高山茶の甘みを感じることができます。
数量が少ないため、限定品となっております。
4位 大禹嶺烏龍茶
世界で最も高い標高の茶畑で栽培されている高山烏龍茶です。採れる量が激減しており、大変貴重な茶葉です。
世界でも最も高い標高2,800メートルの山間部・台中市大禹嶺茶区で栽培されている高山茶の最高峰です。
原生林が90%以上の高所の森林地帯で、昼と夜の温度差が激しく、日照時間が短いため通常、光合成によって失われてしまう旨みがたっぷりと含まれています。
またお茶の成長が遅いため多くの栄養成分やコク・風味が、ギュッと凝縮された良質な茶葉になります。
2015年に茶園の大部分が伐採されてしまった為、採れる量が激減し、台湾でもごく限られた層の人たちしか購入できないという、幻の銘茶です。
お茶の色は翠緑色で、何度淹れても濃厚でまろやかな味わいとフルーツのような甘い風味が変わらずに、楽しめます。
5位 蜜香紅茶
台湾で作られた紅茶です。蜜の様な甘い香りと渋みの少ないマイルドな味わいが楽しめます。
蜜香紅茶は包種茶の産地として知られる、台湾の新北市坪林区で生産されている完全発酵の紅茶です。
東方美人茶と同じ製法・生産で、ウンカを利用しています。
台湾では完全無農薬・無肥料の自然栽培で作られ2006年頃からブームになり、人気が徐々に高まり、近年では蜜香紅茶の生産も増えてきました。
地元の台湾でも人気のある高級紅茶です。
お茶の色は深みのある琥珀色で名前の通りに濃厚で芳醇な蜜の甘い香りと、渋みのないマイルドな味わいが楽しめる紅茶です。